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概要

毎年11月に静岡市で開催されている、大道芸ワールドカップin静岡のスタッフ向け講習会に於いてプロデューサーによる人種差別とも受け取れる発言や優生思想を感じさせる資料の配布などが発覚し、メディアでも取り上げられ問題になり、プロデューサーは解任され実行委員長が引責辞任しました。

大道芸ワールドカップ実行委員会は「プロデューサーの関わった企画はプロデューサーの色を無くし、信頼回復のために説明会を開く。」とのことを10月7日の公式な謝罪会見の場(※1)で約束しました。その後外部からの参加可能な組織の体質改善を目的としたオープンな話し合いの場を設けることも確約しました。

この問題を受けて大会の開催可否は不透明な状態となっていましたが、10月17日に開催する事が発表されました。

それとほぼ同時に出演者には経緯説明と再発防止策が書面で届きましたが、その後も市民・来場者・ボランティアスタッフに対して情報の公表がされず、当初から抗議していた一部出演者が一連の経緯と再発防止策を大会前に公式ウェブサイトに掲載する事、早急に開かれた対話の場を設ける事を実行委員会に要望し、それらを条件に出演を承諾しました。

しかしながら、全出場者の出演承諾が取れた翌日(10月20日)に、「既に一連の問題について市民の方をはじめ大勢の方が納得していると判断しているので、公式ホームページからは問題の経緯説明や再発防止策は公表しない。」「約束していた話し合いは、実行委員会の弁護士立会いのもと、出演者の代表者1組と実行委員会で行うつもりである」という実行委員の見解が経緯説明を求めていた一部の出演者のみに伝えられました。

10月5日にプロデューサーの差別発言問題(※2)が明るみになってから、一連の経緯と大会をどう改善し開催するかの詳細が出演者にしか伝えられなかった為、10月25日に一部の出演者が共催である静岡市に対し、大会公式サイトから経緯説明と再発防止策の一般公開する事と、組織の体質改善について話し合う場を設ける事を求める要望書を提出しました。

それを受けて、10月26日に経緯説明と再発防止策は大会の公式ウェブサイトにて公表され、大会はプロデューサーの関わっていた企画をカットし大幅な変更を経て開催されました。

しかし今回の問題(※2)の一連の経緯に不明瞭な部分、運営体制については不安な点があり、国や市の多額な公金を使うイベントにも関わらず、市民にも十分な理解が得られていないと思っております。

その為、外部からの意見を取り入れ組織の体質改善について話し合う場を設けるように大会実行委員会に求めて参りました。

なるべく誰もが参加できるオープンな話し合いの場にしたいと考えて調整してきましたが、出席者に関して実行委員会との間で考え方が一致しない部分があり、参加者を限定せざるを得ない状況で話し合いをする事になりました。

その為、大道芸やイベント制作に詳しい方を中心に識者をお呼びし2022年12月20日に静岡市内で大道芸ワールドカップin静岡についての意見交換会を実行委員会の中枢メンバーと行いました。実行委員会の了承と内容の確認の上、議事録を作成・ここに公開致します。

※​1.  10月7日謝罪会見 = [https://youtu.be/VtyOciWBOO4]

※2.  プロデューサーが人道的に問題のある資料を実行委員会主催の講習会で配布し、それに則った講習を実施した問題

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